夕張鹿鳴館(旧北炭鹿ノ谷倶楽部)(ゆうばりろくめいかん(きゅうほくたんしかのたにくらぶ))
1913(大正2)年、北海道炭礦汽船株式会社(東京本店)が北海道支店を岩見沢から夕張に移転した際に、役員交歓や来賓接待用の迎賓館「鹿ノ谷倶楽部」として建築した施設。中央本館に続き、東側第一別館は1916(大正5)年、西側第二別館は1919(大正8)年の増築。部屋数は本館と2つの別館を併せて30余室もあった。1954(昭和29)年には昭和天皇が宿泊された。夕張炭鉱の繁栄を象徴するシンボルであり、当時の建築技術の粋を集め、贅を尽くした本格的和風建築物。現在は民間によるレストラン・宿泊施設として運営されている。
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