杵臼ダムの目的

 

杵臼ダムの目的

     

 

     (洪水調節)     (河川維持)     (農業用水) 

● 洪水調節

 大雨が降ると川は満杯になり、あふれた水は田んぼなどの農地や農道などの農業用施設、そして家屋にまで流れ込んできます。そこで、上流にダムを設け、大雨で流れ込んできた水を貯めて、ダム下流で氾濫しないように水を調節します。これを洪水調節といいます。杵臼ダムは、50年に1度起きると思われる大雨が起きても、下流の川があふれないよう計画され、例えば、計画地点にて46.4m3/毎秒の水量を31.4m3/毎秒にまで減らすことが出来る調節機能を持っているため大雨時に大きな防災効果が発揮できます。

  

<洪水調節計画図>

 

 

 

 

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 <洪水流量配分図>

 

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<被害写真>

 

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● 河川維持(流水の正常な機能の維持)

 日照りなどが続くと川の水が少なくなります。そこで、川の水質を保ったり、また、河川の水を利用して来た人々や川に住む生物などのために、ダムの水を一定量流して、川の働きを守っています。 

 

● 農業用水(利水)

 

 ずっとずっと昔、米づくりが始まった頃から、米づくりに欠かせない"水"を得るために農業に携わってきた人々は苦労を重ねてきました。

杵臼ダムは、10年に1回の割合で起こる渇水に対応できる貯水容量を持っています。

 この貯水容量は、雨が非常に少なかった昭和59年の降水量をもとに算定されています。

  

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