令和6年12月13日(金)、空知総合振興局5階会議室にて空知有機農業ネットワーク冬期研修会を開催しました。空知管内の農業者、関係機関など33名の出席がありました。
研修会では、プロのファシリテーター(※)として活躍されている川野寛氏を進行役、NPO法人 青果物健康推進協会認定ベジフルティーチャーの工藤健一氏を講師として招き、座談会と今回のテーマである「販売」に関する情報提供を行いました。
(※ファシリテーター:会議などを円滑に運営する進行役)
はじめに、川野氏進行のもと座談会のグループづくりをしました。グループ内で自己紹介を行い、本日の研修会で聞いてみたいことや「販売」に関するお悩みについて1人ずつお話しました。
写真1 腕の上げ具合でグループづくりをする川野氏
つづいて工藤氏より「卸し、スーパー、消費者はどんな野菜を求めているのか?」「消費者と有機農産物をつなぐためには?」と題して情報提供いただきました。
写真2 情報提供する工藤氏
情報提供への質疑応答の後、各自「わたしの農場の強み」について考える時間を設けました。その後、グループ内で共有し、発表を行いました。工藤氏からは、発表へのコメントやアドバイスもいただきました。
写真3 グループごとに自由に意見を出し合う
写真4 グループからは多くの質問や意見が出た
おわりに、工藤氏より「一番伝えたいことは、『何を作ったらいい?』ではなく『今ご自身で作っているものに自信を持ってほしい』ということ。販売先に売り込むためには、自農場の農産物のアピールポイントをしっかり表現できるようにしましょう、商品カルテを作って販売先にどんどん売り込んでください」と熱いメッセージがありました。
出席者からは、「直接、小売りの方の話を聞けてよかった」「いろんな人の話が聞けて、アドバイスももらえてよかった。今後の農業経営の参考にしたい。」「研修会の内容、ファシリテーションの仕方がとても勉強になった。」などの声が聞かれました。
空知有機農業ネットワークでは、空知管内にて有機農業を実践している生産者や有機農業に関心のある生産者の仲間づくりや情報交換の場として、毎年研修会を開催しております。普及センターは引き続き、空知有機農業ネットワークの活動を支援していきます。
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