10月28日(月)に、中央農業試験場の協力のもと、シリンダーインテクレート法のOJTをおこないました。
研修の様子
シリンダーインテクレート法は、土壌の水はけの良さ(透水性)を調査する方法です。
土壌の水はけの良さは、作物の生育に影響を与える重要な項目です。
調査方法としては、シリンダー(写真の太い管)を土壌に打ち込み、その中に水を流し入れ、時間ごとの減水量を計測することで、水の浸透のしやすさを測ります。計測した時間と減水量を専用の数式にあてはめて計算することで、透水性の良否を確認します。
今回は、子実用とうもろこしを作付することにより、土壌の透水性に与える効果を調べることを目的とし、シリンダーインテクレート法を用いた調査をおこないました。
シリンダー
シリンダーインテクレート法と合わせて、「検土杖」という穴を掘らずに簡易な土壌断面調査ができる器具を使い、土壌状況の確認もおこないました。
検土杖による土壌断面調査
土壌断面の確認
研修当日はあいにくの天気でしたが、中央農業試験場の富沢主査に説明していただき、とても有意義な研修となりました。
ほ場を提供してくださった農業者も真剣に話を聞いている様子でした!