向日葵
英名:Sunflower
学名:Helianthus annuus
病害
菌核病
病原菌名:Sclerotinia sclerotiorum(Libert) de Bary
症状:地際部の茎が軟化した病斑を形成し白色綿毛状のカビを生じる。内部は白~淡桃白色、不定形。さらに進展すると表面が黒色でネズミのような糞を形成する。
対策:発生初期から薬剤防除。土壌中に菌が残るので、茎葉の残渣や切り下株も全て堀採り焼却処分。連作はしない。繁茂しないよう栽培する。
その他特記事項:
多発時期:4~5月 9~11月
伝染源:土壌中の菌核 被害残渣
伝染様式:空気伝染
発生部位:茎(地際部) 葉
発病適温:15~20℃
湿度条件:多湿
赤池 利恵 2008年(写真7枚)
写真1 ひまわり_菌核病
写真2 ひまわり_菌核病
写真3 ひまわり_菌核病
写真4 ひまわり_菌核病
写真5 ひまわり_菌核病
写真6 ひまわり_菌核病
写真7 ひまわり_菌核病
うどんこ病
英名:Powdery_mildew
病原菌名:Sphaerotheca fusca(Fries)Blumer emend.Braun Oidium sp
田村 理子 2008年(写真1枚)
写真8 ひまわり_うどんこ病
さび病
Rust
病原菌名:Puccinia helianthi Schweinitz
症状:写真9のように葉に淡緑色の小斑点を生じ、やがて裏面にやや隆起した褐色の菌(写真12)を生じる。
その他特記事項:風により伝搬され、まん延する。
田村 理子 2008年(写真6枚)
写真9 ひまわり_さび病
写真10 ひまわり_さび病
写真11 ひまわり_さび病
写真12 ひまわり_さび病
写真13 ひまわり_さび病
写真14 ひまわり_さび病
生理障害・その他
低pH
症状:葉がまだらになった。
対策:土壌改良を行い、適正な土壌環境を目指す。
その他特記事項:
発生ほ場:水稲育苗跡作付け pH4.15 EC0.14であった。
赤池 利恵 2008年(写真3枚)
写真15 ひまわり_低pH
写真16 ひまわり_低pH
写真17 ひまわり_低pH