英名:Welsh onion
学名:Allium fistulosum
病害
べと病
病原菌名:Peronospora destructor
症状:病斑部がぼやけた黄色になる。
対策:降雨後に発生しやすいため、降雨が続くようであれば薬剤による予防防除する。
その他特記事項:割って中を見ると白いカビが生えていることから判断できる。
写真:松澤 光弘 2007年(写真4枚)
写真1 ながねぎ_べと病
写真2 ながねぎ_べと病
写真3 ながねぎ_べと病
写真4 ながねぎ_べと病
害虫
ネギアザミウマ
英名:onion thrips
学名:Thrips tabaci
症状:葉の表面が、カスリ状になる。
対策:白色、黄色、青色を好むので、粘着版などを利用して発生状況を確認しながら、発生初期に薬剤防除に努める。
その他特記事項:ほ場周辺の雑草(とくに黄色や白色の花)に寄生していることが多いので、ほ場周辺の衛生管理に努める。
写真:松澤光弘 2008年(写真2枚)
写真5 ながねぎ_ネギアザミウマ
写真6 ながねぎ_ネギアザミウマ
ロビンネダニ
英名:bulb mite
学名:Rhizoglyphus robini
症状:根が食害されることから、移植後、萎れ症状から始まり、クロロシスを呈して枯死に至る。
対策:本種は、コナダニ類に属し、ホウレンソウケナガコナダニでは、卵,成虫ともに40℃:24時間、45℃:3時間、あるいは50℃:1時間処理で死滅したという試験がある。このことから、熱水土壌消毒や蒸気土壌消毒、土壌還元消毒で十分に実現可能であると考えられる。
その他特記事項:湿らせた濾紙と乾燥酵母あるいはオニオンパウダーを材料とした新型トラップを使用することにより、ホウレンソウケナガコナダニ成虫とロビンネダニ成虫の効率的かつ簡便なモニタリングが可能である。
写真:田村理子 2009年(写真2枚)
写真7 ながねぎ_ロビンネダニ
写真8 ながねぎ_ロビンネダニ