令和6年度北育ち元気塾 第4回研修会
日 時 令和6年7月3日(水) 13:30~16:30
場 所 JA北いぶき妹背牛支所 3階大ホール、妹背牛町生産者ほ場
出席者 塾生10名
『北育ち元気塾』の第4回研修会が開催され、10名の塾生が出席しました。
今回は、普及センター太田専門普及指導員を講師とし、「総合防除」について研修を受けました。
「病気の発生要因には必ず理由がある」
「農薬を含む化学的防除以外にも、耕種的・物理的・生物的な防除がある」
「害虫をゼロにするのではなく、要防除水準以下で抑えて経済的な防除を行ってほしい」
との話がありました。
次に、生産者のほ場にて普及センター山黒専門普及指導員から、カメムシの発生予察と防除について説明を受けました。実際に水稲を加害するカメムシがほ場周辺に存在するかを確認するため、すくい取りも実施し塾生は理解を深めている様子でした。
塾生からは
「イメージと異なりずいぶん小さいカメムシだ」
「初めてみた。すくい取りをやらなかったら気づかなかったと思う」
等の感想が寄せられました。
最後に北海道農業士 橋向 美月氏 を講師に迎え、「我が家の経営」と題し講演いただきました。
これまで実施してきた消費者交流や6次化、農業体験の受け入れなどの経験について講義いただきながら、実際に栽培しているさつまいも、バジル、ミニトマトのほ場見学も行われました。
橋向農業士からは、
「生産者として自分の生産した作物を大切に扱ってくれる場所と取引したい」
「給食センターに自分の作物が提供できておりスーパー食育につながっている」
「皆さんはインプットをたくさんしていると思う。これからどうアウトプットしていくか考えてほしい」
とのお話がありました。
思ったことはすぐ行動に移す橋向農業士の行動力に塾生は感銘を受けた様子でした。
本研修を活かし、素敵な農業者になれることを、心から応援しております!!
写真1 座学による総合的防除の研修
写真2 すくい取り調査の説明
写真3 橋向農業士からの講義
写真4 橋向農業士からバジルの説明