お米の食味試験を行いました!(中空知支所)

本年度、滝川市内で栽培されたイネの食味試験を12月13日、滝川市役所で行いました。
農業者と滝川市役所含め20名で、白さ・つや・香り・甘みなどの項目を評価しました。
食味試験の詳細については、下記をご覧ください。

食味試験について

①下図のように、ご飯をお皿に盛って下さい。

食味試験について(皿)

②食味の評価項目は8つあります〔白さ、つや、香り、味、口あたり、粘り、やわらかさ、総合]
1、2、それぞれについて、基準との違いを評価項目ごとに客観的に評価して下さい。
総合は、各項目を総合的に見て、基準よりもおいしいか・好みに合うかなどで評価してください。

③評価項目ごとに該当する評価に○を記入してください。

・食味試験中はできるだけ私語はしないようにお願いします。
(他の人の感想を聞いてしまうと、きちんと評価ができなくなります)
・あまり難しく考えず、自分の好きか嫌いか、いいと思うかダメと思うか、直感で評価してください。

食味試験では、一つの箸で試食をするため香りがうつりやすい割り箸は使えません。
そのため、漆箸を使って食味試験を行っています。

試験結果について

当試験ではタンパク値別のゆめぴりかを使用し、タンパク値7.2%の基準に対し、10.3%、6.2%を比較しました。なお、品種・タンパク値について、参加者には伏せた状態で試験しました。

一般に、タンパク質含量が低いと食味が良く、高いと食味が悪い、という関係があることが分かっています。そのため、北海道米では独自のタンパク値基準が設定されており、「ゆめぴりか」の場合、タンパク値の基準は7.4%以下となっています。また、6.8%以下は「低タンパク米」と呼ばれ、特に食味が良いとされています。

試験は結果的に、よりタンパク値の低いものがおいしいと答えた方が多く、違いがはっきり出た形となりました。

試験結果表

参加者からは、「タンパク値でここまで食味が変わると思わなかった」などの感想が聞かれました。

また食味試験の後に、参加者が栽培したお米の食べ比べも行いました。

ご飯をお皿に盛っている様子

ご飯をお皿に盛っている様子

食味試験の様子①

食味試験の様子①

食味試験の様子②

食味試験の様子②

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