令和5年度空知有機農業ネットワーク研修会を開催しました

冬期研修会

 令和5年12月15日(金)、空知総合振興局5階会議室にて空知有機農業ネットワーク冬期研修を開催しました。農業者、研修生、地域おこし協力隊、関係機関など33名の出席がありました。
 研修会では、プロのファシリテーター(※)として活躍されている川野寛氏を招き、座談会を行いました。座談会では「土づくり」を題材に、3~4人のグループで日頃の悩みや聞いてみたいことについて自由に意見を出し合いました。

※ファシリテーター:会議などを円滑に運営する進行役

座談会の様子小グループに分かれ意見交換

写真1 座談会の様子小グループに分かれ意見交換

各グループから出た意見

写真2 各グループから出た意見

 つづいて座談会で出た意見をもとに、土壌改良資材の開発、販売を手掛けるブイエス科工株式会社代表取締役社長 草野潔氏より土づくりに関する情報提供をいただきました。

左:ブイエス科工株式会社 草野潔氏  右:ファシリテーター 川野寛氏

写真3 左:ブイエス科工株式会社 草野潔氏/右:ファシリテーター 川野寛氏

草野氏による情報提供の様子

写真4 草野氏による情報提供の様子

 出席された方からは、「皆さんと交流ができて良かった」「若い人も来てくれて刺激になった」「また座談会に参加してみたい」などの声が聞かれました。

夏期研修会

 空知有機農業ネットワーク夏期研修会は、令和5年7月21日(金)、大橋さくらんぼ園(芦別市)にて開催しました。農業者、研修生、関係機関など計23名の参加があり、大橋さくらんぼ園の視察ならびに参加者交流を行いました。
大橋さくらんぼ園では、日本最多の60品種のさくらんぼ1600本を栽培しており、観光さくらんぼ狩り、通信販売、直売所のほか、さくらんぼの加工・販売も行っています。また、化学肥料を使用せず、有機質肥料や微生物資材を使用したこだわりの土づくりを実践されています。
 視察では、大橋さくらんぼ園代表取締役 大橋正数氏より園内を案内いただきながら、これまでの農場の歴史、経営、土づくりなどについて、様々なお話をいただきました。参加者からは、多くの質問が飛び交い、特に土づくりに関する質問が多く聞かれ、関心の高さが伺えました。

農場の説明をする大橋氏

写真5 農場の説明をする大橋氏

視察の様子 大橋氏の説明を聴く参加者の方々

写真6 視察の様子 大橋氏の説明を聴く参加者の方々

 視察後には、さくらんぼ狩りをしながら参加者交流を行いました。
 参加者からは、「初めてこんなにたくさんの種類のさくらんぼを見た」「大橋さんの土づくりに対する想いが伝わった」「化学肥料ばかりに頼っていたらさくらんぼの樹がだめになった、有機質肥料に切り替えてから樹が回復してきた、という大橋さんのお話を聞いてやはり有機質肥料は土づくりで必要だと感じた」等の声が聞かれました。

美味しく実ったさくらんぼ

写真7 美味しく実ったさくらんぼ

空知有機農業ネットワークでは、空知管内にて有機農業を実践している生産者や有機農業に関心のある生産者の仲間づくりの場として、年2回の研修会を開催しております。普及センターは引き続き、空知有機農業ネットワークの活動を支援していきます。

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