令和５年12月11日（月）に出席者10名のもと、第６回北育ち元気塾が開催されました。
今回は、「農業経営における労務管理」に関する内容で、税理士法人 中央総合会計の社会保険労務士 本田陽美子氏（普及ＯＢ）を講師にお招きして講義と演習を行いました。
講義では、①労働者が安心して働ける職場作り、②労働保険・社会保険について③農業における労働時間の考え方､④個人経営と法人経営の違いについて学習しました。
雇用保険や、労災保険の加入方法、手続きの事務委託先など普段身近な言葉や場所の意味などを確認することができました。
次に、３～４人でのグループワークを行いました。グループ内で経営形態を決め、従業員募集をどのようにすることで確保できるかなど、意見を出しながら雇用契約書を作成しました。
各グループで①雇用形態、②雇用期間、③年次有給休暇の設定、④賃金、⑤定年・退職・解雇の条件を話し合いながら設定して、雇用契約書を作成し内容について発表を行いました。
昨今、最低賃金が960円となり、年々全国的に上昇しています。今後、経営者になった際にどのような物が必要かなど活発な意見が交わされました。
現在の労働市場は売り手が優位となっております。そのような現状のなか、経営面積の拡大を行うにあたり、技術の習得とともに、人材確保にも視点を向けなければなりません。
そのような現実を見据えながらも真剣に農業を志す元気塾生を普及センターはこれからも応援いたします！
写真１ 本田氏による労務管理に関する講義
写真２ グループワークによる演習の様子
