中空知支所 中空知農業改良普及推進会議を開催しました

令和4年 6月21日(火)に、中空知支所管内の4市3町の農政担当者12名とJA3組織から7名、管内農業者8名を交え、中空知農業改良普及推進会議を開催しました。
この会議の目的は、中空知支所管内の代表的な農業者、農業関係団体とともに営農や農業振興に係わる問題や課題の情報交換をおこなうことで、地域農業の振興に向けた課題やニーズに対応した、効率的・効果的な農業改良普及活動の推進を図ることにあります。
令和元年から令和三年まで新型コロナウイルス感染症の影響で中止せざるをえず、実に三年ぶりの開催となりました。

まず、普及センターから重点地区で現在おこなっている取組みについて情報提供しました。地域第一係の宇都宮普及指導員からは、新十津川町総進4・5地区での土地利用型作物の安定生産、高収益作物の推進についての説明がありました。
地域第二係の宮崎普及指導員からは、滝川市江部乙2-2地区での農産物の生産振興、スマート農業の推進について説明がありました。

その後、地域農業振興に向けた情報交換がおこなわれました。
市町の農政関係者からは高齢化や人口減少への危機感や高収益作物の栽培推進の要望のほか、各市町の水田利活用の見直しにかかる対策についての状況が共有されました。
JA担当者からはスマート農業や技術指導に関する要望が出されました。
農業者からは高収益作物の推進や水稲直播栽培への技術指導の強化といった要望が出されました。(写真1)

各組織の情報交換をしている写真

(写真1)各組織の情報交換の様子

現地研修では「中空知での子実コーン栽培の可能性を探る」と題し、栗林普及指導員より生産のメリットや栽培に必要な機材、栽培事例についての情報提供がおこなわれました。
会場での説明後は、実際に新十津川町の子実コーンほ場に移動し、生産者から栽培の概要と所感を説明していただきました。現地で実物を見ることで多くの質問や疑問が出て、活気のある現地研修となりました。(写真2)

子実コーン栽培ほ場での現地研修の写真

(写真2)子実コーン栽培ほ場での現地研修

今回の推進会議では、様々な課題や地域の現状が共有されました。普及センターとして、いただいた意見や課題をしっかり受け止め、今後の普及活動に活かしていきたいと思います。

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