深川小学校の児童たちが来所しました!(農村環境学習会)

深川小学校の児童たちが来所しました!(農村環境学習会)

当出張所では「農業農村整備と自然の関わり」について、理解の促進を図ることを目的とした「農村環境学習会」を平成17年度より毎年開催しており、今年で21回目を迎えました。

 今年度の開催は令和7年7月3日(木)、市立深川小学校5年生を招き行われ、生徒たちは4班に分かれて4つのブースを順番に回りました。

[ブース1]《北部農園》

 出張所前庭に造成した「ミニ水田」と、井戸水を用いた「用水路」、水を抜くための「排水路」、その周りには畑を配置し北空知農村地域をミニチュア版で再現した「北部農園」。
 ここでは、植えられている作物は何?など、クイズ形式で職員が出題したほか、実際にジャガイモを収穫するなどを体験していただきました。(イモが小さくてごめんね・・・)

会場配置図です。

【配置図説明】
 1班~4班に分かれ、それぞれ順に1ブース約17分間で4ブース回りました。北部敷地内にある農園や車庫にブースを作り、いろんな体験をしました。

北部農園の様子です。

【写真説明】
 写真は北部農園の様子です。農園には水稲、ネギ、ジャガイモ、トウモロコシ、トマト、ナス、南蛮、大豆、大根、サツマイモなどが植えてあります。

[ブース2]《UAV(ドローン)シミュレーター体験》

 農業土木分野でも活躍する機会の多くなった「UAV」(通称:ドローン)について知ってもらうことを目的として、実機さながらの操縦感覚をリアルに体験できるシミュレーターを用意して、ゲーム感覚で体験してもらいました!
※シミュレーターは、学習会の取組に賛同いただいた光栄建設工業(株)様のご協力により運営しました。

ドローンのシミュレーター体験の様子です。

【写真説明】
 興味津々でドローンのシミュレーションをしていました。光栄建設工業(株)の方がいろんなドローンを見せてくれました。

[ブース3]《ドローンを飛ばしてみよう!》

 シミュレーター体験の後は、実際に小さなドローンを操縦してもらいます!
 大きなドローンの飛行には色々な制約があるので展示のみとなりましたが、機体重量が100グラム以下の小さなドローン(おもちゃドローン、トイドローンなどと呼ばれる)であれば敷地内での飛行に問題はありません。(もちろん安全に配慮して行いました。)
 職員が飛行高さや駐車場から出ないよう見守りながら、楽しそうに体験していました。

おもちゃドローンを操縦している様子です。

【写真説明】
 おもちゃドローンを飛ばし、操縦の疑似体験をしました。時間も短い中、全員が飛ばすことができたことを願います。実際に光栄建設工業(株)の担当の方が本物のドローンも飛ばしてくれました。

[ブース4]《生き物観察》

 私たちの身近に生息する生き物を観察するコーナーを設けました。
 生き物は時として害虫や益虫などと分類されてしまう傾向がありますが、自然界に生息する動植物にもそれぞれ大切な役割があります。

 誰にとっての「害」なのか、誰にとっての「益」なのか、私たち人間の視点だけで一概に言えるものではありませんが、そういった疑問も持ってくれたら嬉しいですね。

生き物コーナーの様子です。

【写真説明】
 生き物コーナーではカブトムシ※のさなぎや成虫(メス)を観察しました。

※カブトムシは元々、本州・四国・九州などの温暖な地域に広く分布していた昆虫で、北海道では自然分布していませんでした。しかし、近年では北海道の各地でもカブトムシの姿が見られるようになっています。

エビ、ウグイ、ヤマメなどを観察している様子です。

【写真説明】
 エビ(断定はできませんが、スジエビかと思われます)、ウグイ、ヤマメ、ドジョウなどをすくって、お祭りの屋台のような感じで観察しました。エビはよく跳ねるのでみんなドキドキしていました。

 今回の農村環境学習会はここまで。

 私たちは、生徒のみなさんに少しでも楽しく学んでもらえるよう、時代の流れに沿った内容を取り入れて試行錯誤を繰り返しながら取り組みを行っています!
 今回来てくれたみなさんの笑顔が何よりも励みになります!!

この体験を通じて、少しでも農業や農業土木分野のことを分かってくれたら幸いです。

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