青少年の被害・非行防止道民総ぐるみ運動強調月間
7月は、「青少年の被害・非行防止道民総ぐるみ運動強調月間」です。
こども家庭庁では、7月を「青少年の被害・非行防止全国強調月間」と定め、全国的な被害・非行防止活動を展開しています。
今日、少子高齢化の進行、インターネットの利用拡大等は、青少年を取り巻く環境にも大きな影響を及ぼしています。
道内の青少年の被害の現状については、スマートフォンやSNSを始めとする様々な機器・サービスが急速に普及し、青少年を取り巻くインターネット利用環境が一層多様化する中、SNSやオンラインゲームを通じて面識のない被疑者と児童が知り合い性犯罪等の被害に遭った事犯の被害児童数が高い水準で推移するなど、青少年の犯罪被害は深刻な状況となっています。加えて、青少年のインターネットを利用する時間が増加傾向にあり、情報の不適切な受発信により、犯罪やトラブルに巻き込まれる機会の増加が引き続き懸念されています。
青少年の非行情勢については、非行少年総数が4年連続増加したほか、特別法犯では、大麻等の薬物事犯の検挙人員が高い水準で推移し、児童ポルノ事犯等で検挙される少年も近年急増しています。また、SNS等で犯罪実行者を募集する、いわゆる「闇バイト」に応募するなどした少年による組織的な特殊詐欺や強盗等への加担が大きな社会問題になるなど、懸念するべき兆候がみられます。
北海道では、7月を「青少年の被害・非行防止道民総ぐるみ運動強調月間」として、青少年の被害と非行の防止について、市町村や関係機関・団体と地域住民等とが相互に協力・連携しながら、取組を実施していますので、本月間の取組にご理解とご協力をお願いいたします。
〇主催
北海道、北海道教育委員会、北海道警察
〇最重要点課題
インターネット利用におけるこどもの性被害等の防止
〇重点課題
・有害環境への適切な対応
・薬物乱用対策の推進
・不良行為及び初発型非行(犯罪)等の防止
・再非行(犯罪)の防止
・重大ないじめ・暴力行為等の問題行動及びその被害への対応
・社会を明るくする運動の推進
・「道民家庭の日」の普及
【参考】
令和7年度「青少年の被害・非行防止道民総ぐるみ運動強調月間」実施要綱 (PDF 310KB)
「青少年の被害・非行防止道民総ぐるみ運動」北海道知事メッセージ (PDF 131KB)

