自殺対策基本法では、毎年3月を「自殺対策強化月間」と定め、国、自治体、関係団体が連携し、自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施しています。
北海道の自殺の現状
北海道では、平成10年に自殺者が急増して以来、毎年1,500人前後で推移していましたが、平成22年からは徐々に減少し、令和2年には950人となりました。
令和3年から令和5年までは、前年と比べて増加が見られておりましたが、令和6年は、前年より減少し、自殺者は976人でした。北海道の人口10万人あたりの自殺死亡率は19.16で、全国の自殺死亡率(16.23)よりも高い状況です。
また、令和3年の北海道の年代別死因順位をみると、10~39歳の各年代において自殺が第1位となっています。特に、15歳~29歳では自殺が総死亡数の半数以上を占めているなど、子ども・若者の自殺が深刻な課題となっています。
令和6年度「自殺対策強化月間」岩見沢保健所の取組
パネル展の実施
- 日程:令和7年3月17日(月)~3月25日(火)
- 場所:空知総合振興局1階玄関ロビー
- 内容:自殺予防パネルの展示、リーフレットの展示
*各種相談窓口のほか、子ども・若者、自死遺族に関する内容のリーフレットもご用意しております。お気軽にお立ち寄りください。
「南空知地域自殺予防相談窓口一覧~各種困り事相談窓口~」
岩見沢保健所では、自殺予防にける相談窓口の普及啓発を目的とし、下記のリーフレットを作成しています。ぜひご活用ください。
保健師による電話相談、来所相談
- 受付時間:月~金(土日祝を除く)9:00~17:00
- 連絡先:岩見沢保健所 健康推進課健康支援係 0126-20-0122(岩見沢市8条西5丁目 空知総合振興局2階)
- その他:費用は無料です。来所相談の場合は、事前にお電話でご連絡ください。
精神科医によるこころの健康相談(予約制)
- 日時:保健所までお問い合わせください。
- 会場:岩見沢保健所(空知総合振興局)
- 対象:本人、家族、関係者等
- その他:費用は無料です。事前に保健師が相談内容を伺います。秘密は厳守しますので、お気軽にご相談ください。
*悩みを抱えてお困りのときや、生きることがつらく感じるときは、ひとりで抱え込まず、相談してください*
ゲートキーパーになろう
「ゲートキーパー」は、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです。周りで悩んでいる人がいたら、やさしく声をかけてあげてください。声をかけあうことで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。
「ゲートキーパー」は、次の4つの役割が期待されていますが、どれか1つができるだけでも、悩んでいる方にとっては大きな支えになるでしょう。
◆変化に気づく ~ 家族や仲間の変化に気づいて声をかける
◆じっくりと耳を傾ける ~ 本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
◆支援先につなげる ~ 早めに専門家に相談するよう促す
◆温かく見守る ~ 温かく寄り添いながらじっくりと見守る
詳しくはこちらをご覧ください
大切な人を自死でなくされたあなたへ
交流会の案内等掲載しています。詳しくは、こちらをご覧ください。