落ち込んだり、悩んでいるとき、ひとりで抱えていませんか?
気分が沈む、不眠が続く、お酒の量が増えている…などは、心のサインかもしれません。
自殺予防週間について
自殺対策基本法において、毎年9月10日~9月16日を「自殺予防週間」と定めています。
自殺予防週間では、自殺に対する誤った認識や偏見をなくすとともに、命の大切さや自殺の危機を示すサイン、危険なサインに気付いたときの対応方法や相談先について、理解を深めることを目的としています。
北海道の自殺の現状
毎日、約2~3人が自殺で亡くなっています。
北海道では、平成10年に自殺者が急増して以来、毎年1,500人前後で推移していましたが、平成22年からは徐々に減少し、令和2年には950人となりました。
しかし、令和3年からは前年と比べて増加が見られており、令和5年は1,052人となりました。令和6年は再び減少し、976人となっています。このうち66.1%が男性、33.9%が女性となっています。北海道の人口10万人あたりの自殺死亡率は19.2で、全国の自殺死亡率(16.4)よりも、高い状況となっています。
年代別では、「30歳代」において女性の増加があり、「80歳以上」の男性・女性ともに、自殺者は微増しています。また、「19歳以下」では、全国・北海道ともに男性は減少している一方で、女性の自殺者が増加しており、子ども・若者の自殺が深刻な課題となっています。
令和7年度「自殺予防週間」岩見沢保健所の取組
「南空知地域自殺予防相談窓口一覧~各種困り事相談窓口~」
岩見沢保健所では、自殺予防における相談窓口の普及啓発を目的とし、下記のリーフレットを作成しています。ぜひご活用ください。
保健師による電話相談、来所相談
- 受付時間:月~金(土日祝を除く)9:00~17:00
- 連絡先:岩見沢保健所 健康推進課健康支援係 0126-20-0122(岩見沢市8条西5丁目 空知総合振興局2階)
- その他:費用は無料です。来所相談の場合は、事前にお電話でご連絡ください。
精神科医によるこころの健康相談(予約制)
- 日時:保健所までお問い合わせください。
- 会場:岩見沢保健所(空知総合振興局)
- 対象:本人、家族、関係者等
- その他:費用は無料です。事前に保健師が相談内容を伺います。秘密は厳守しますので、お気軽にご相談ください。
*悩みを抱えてお困りのときや、生きることがつらく感じるときは、ひとりで抱え込まず、相談してください*
ゲートキーパーになろう
「ゲートキーパー」は、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです。周りで悩んでいる人がいたら、やさしく声をかけてあげてください。声をかけあうことで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。
「ゲートキーパー」は、次の4つの役割が期待されていますが、どれか1つができるだけでも、悩んでいる方にとっては大きな支えになるでしょう。
◆変化に気づく ~ 家族や仲間の変化に気づいて声をかける
◆じっくりと耳を傾ける ~ 本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
◆支援先につなげる ~ 早めに専門家に相談するよう促す
◆温かく見守る ~ 温かく寄り添いながらじっくりと見守る
詳しくはこちらをご覧ください
大切な人を自死でなくされたあなたへ
大切な人を亡くした時、遺された方はいろいろな感情を抱き、こころやからだに様々な変化が現れます。
これは、誰にでも起こることですが、こころに生じる感情の強さや、からだに現れる症状の種類や程度の重さなどは、遺された方によって、一人ひとり異なります。
つらい症状が続くときは、一人で抱え込まず、かかりつけ医や、相談機関にご相談ください。詳しくは、こちらをご覧ください。(交流会の案内等も、掲載しています。)