ダムが出来るまで
平成17年撮影 盛立中の状況 (Googleマップより引用)
6 材料採取
◎ シェル材
7 盛立状況
8 試験湛水
ダムは社会的に、極めて重要な構造物であるため、安全性の確保には万全に期する必要があります。
このため、ダム建設の最終段階で今後に使用する最高水位まで水位を上昇させ、所定の水位まで降下
させて、ダム機能の安全性及び機能を確訳します。
試験湛水を開始する時期は、雨の多い夏期から秋期の洪水期ではなく、冬期の非洪水期としています。
洪水期では、洪水によって急激な水位の上昇が起こる可能性が大きいため、水位の上昇が一般的に
大きくない非洪水期とすることで、災害の可能性を回避します。
試験湛水中に実施すべき事項は、大まかに以下のようなものがあります。
・ダム施設の安全確認(堤体、各施設及び基礎地盤の動き)
・警報設備の機能確認(洪水時の警報装置の作動)
・ダムの貯めた水の動き