杵臼ダムのはたらき
(杵臼ダムの構造) (杵臼ダムの材料) (杵臼ダム貯水容量) (調節方式)
● 杵臼ダムの構造
杵臼ダムは、土や砂礫、岩石などを主材料として作られるロックフィルダムです。
既設の堤体の下流に透水性の異なる4つのゾーンによって、構成しています。
コアゾーンが傾斜していることから、傾斜遮水ゾーン型に分類されています。
杵臼ダムは大きく分けて4つのゾーンで構成されています。 【コア材】 粘土のような土です。 ダムはこのコアで水をせき止めます。 コア材は水を貯めるための『ダムの命』なのです。
【フィルター材】 砂混じりの砂利です。 コア材が崩れるのを防ぎ、コア材から、浸透してきた水を安全に排水させるために盛ります。
【シェル材】 岩を砕いたものです。 ダムの大部分はこのシェル材から成り、ダムの形状を安定させます。
【水平ドレーン材】 フィルター材と同じ材料です。 フィルター及び堤体基礎岩盤から浸透してきた水を速やかに下流に排水させます。
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