道州制モデル事業ハサンベツ地区

道州制モデル事業ハサンベツ地区

     

 

道州制北海道モデル事業関連調査とは?

『道州制北海道モデル事業に関連して、地域の実情に応じた主体的な社会資本整備の推進に資することを目的とし、ハサンベツ地区では平成17年度から19年度まで実施しています。』 

 

背景及び目的


 農村地域を流れる河川は、急勾配や断面狭小等から降雨によるはんらんや河岸せんくつが生じやすい箇所が多く河川の改修整備等を着実に進めていく必要があります。一方、近年の環境保全に対する社会的な要請の高まりから、平成14年の土地改良法の改正により土地改良事業の実施に当たっては環境との調和へ配慮することが求められることになりました。

 このような中、北海道では平成17年3月に、新たな農業農村整備の展開方向を示す「北海道農業農村整備推進方針」を策定し、「多様な生物との共生や美しい景観をささえる」ことを方針の柱の一つに位置づけ、環境に配慮した整備を推進することとしていることから、『農村における小河川の環境に配慮した整備手法』を早急に確立する必要性が生じています。

 農村地域の小河川や水田、水路、ワンド等の水環境は、多様な生物が生息する場所であるため、整備においてはこれらを一体的に捉えた(ネットワーク化)手法が必要であり、これに関する取り組みは試験研究の段階ではいくつか事例は見られますが、今後は実際の農村フィールドで、整備手法の効果を実証し、活用していくことが求められます。

 このため、本調査では農村地域において防災対策等を実施する際に必要となる、環境への悪影響を最小限とする手法を検討し、現地試験による検証を行います。

 こうした背景の中、栗山町ハサンベツ地区の地域主体における環境保全に関する取り組み(ハサンベツ里山計画)が具体化していることからモデル地区として選ばれました。

 

 

 

 

ハサンベツ地区で行われた工事について説明します。  

詳細の内容については各工種名をクリックしてください。

 ○引込水路…落差工により分断された水路を魚が迂回して上流まで遡上するための水路です。

 ○落差部捨石工…落差部に石を積むことにより魚が上流まで遡上できるようにします。

 ○合流工…ハサンベツ川に流れ込む支流河川との合流部を整備し、魚の生息地とします。

 

 

 

 

 

     

 

     

 

     

 

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