杵臼ダムの保全と管理

 

 杵臼ダムの保全と管理

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●杵臼ダムの保全

 

  長い年月を経る間に、多様な自然環境がつくられ、豊かな自然や景観も提供してくれる杵臼ダムは、地域の貴重な財産になっています。

  ダムと繋がる水路や田んぼなどとあわせて、豊かな自然を育む重要な存在であり、様々な植物や動物が生息しています。

 水草、水生昆虫、魚類、水鳥など多くの生きものたちにとって、この様な水辺環境は大切な生育・生息の場所となっています。 

 

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  防災ダム事業によって、堤体の破損、決壊等を未然に防止し堤体・洪水吐等の整備をすることで稲作とともに地域の生活・文化の一部として農業や人々の生活を支えてきた貴重な農業資源が再生されます。

 

● 杵臼ダムの管理

 ○ 洪水への備え

 杵臼ダムには洪水調節や農業用水の確保など様々な役割があり、その使命は多目的です。

 洪水時にダムで水を貯めることにより、下流部へ流れる水の量を調節し、洪水を防ぎます。

 しかし、想定を上回る長い大雨などにより、洪水吐から放流を開始し大きな洪水がおきそうなときは、警報車によってパトロールを行い、下流の安全に努めています。

 

 

     

 

 

  ○地震への備え

 阪神大震災と同じ規模の地震が起きても、ダムが崩壊することはもちろん、亀裂が入る可能性もほとんどありません。

 しかしながら、万が一、想定以上の大規模地震などが発生し、ダムが崩壊、貯水池から大量の水が流れ出す最悪の事態になれば、下流域への洪水被害はさけられません。

 災害による被害を軽減するためには、地域のみなさんの「日頃からの備え」と「早めの避難」がとても重要になってきます。

 災害が発生したときに、安全に、また、速やかに避難できるように日頃から心がけましょう!!

 

     

 

     

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