病害虫・生理障害ファイル 葉かび病
英名:tomato leaf mold
1 トマト
病原菌名:Fulvia fulvum (Cooke) Ciferri (完全菌類)
Cladosporium fulvum Cooke (不完全菌類)
症状:
葉の裏側に輪郭の不明瞭な病斑ができ、紫褐色~灰褐色のかびが密生する。病気が進むと葉の表面からも淡黄色の病斑が確認できるようになる。
葉の裏にビロード状のかびを生じ、葉の表は黄化する。
対策:
20~25℃前後の多湿条件で発生しやすいので、耕種的防除法として換気に努める。
抵抗性品種も発売されているので、導入を検討する。
北海道で発生が見られるレースは、2とされていたが、Cf-4を持つ品種でも発生が見られるため、未同定のレースがあるものと考えられる。
したがって、現在販売されている品種では、Cf-9を持つ品種を導入した方がよいと思われる。
H21年、Cf-9を犯すレース4.9、4.9.11のいずれかが発生していると思われる。
写真1、撮影者:上原智子
写真2、撮影者:上原智子
その他特記事項:
トマト特有の病害であり、他の作物に寄生することはない。
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