病害虫・生理障害ファイル 菌核病

病害虫・生理障害ファイル 菌核病 

英名:Stem rot

 

1 ひまわり 

病原菌名:Sclerotinia sclerotiorum(Libert) de Bary

症状:
地際部の茎が軟化した病斑を形成し白色綿毛状のカビを生じる。内部は白~淡桃白色、不定形。さらに進展すると表面が黒色でネズミのような糞を形成する。

対策:
発生初期から薬剤防除。土壌中に菌が残るので、茎葉の残渣や切り下株も全て堀採り焼却処分。連作はしない。繁茂しないよう栽培する。

sunflower_stem_rot1s.jpg 写真1  撮影者:赤池 利恵

sunflower_stem_rot2s.jpg 写真2  撮影者:赤池 利恵

sunflower_stem_rot3s.jpg 写真3 撮影者:赤池 利恵

sunflower_stem_rot01s.jpg 写真4  撮影者:田村 理子

sunflower_stem_rot02s.jpg 写真5  撮影者:田村 理子

sunflower_stem_rot03s.jpg 写真6  撮影者:田村 理子

sunflower_stem_rot04s.jpg 写真7  撮影者:田村 理子

その他特記事項:
多発時期:4~5月 9~11月
伝染源:土壌中の菌核 被害残渣
伝染様式:空気伝染
発生部位:茎(地際部) 葉
発病適温:15~20℃
湿度条件:多湿

 

 2 トマト 

病原菌名:Sclerotinia sclerotiorum(Libert)de Bary

症状:
茎、果実、葉に発病するが、トマトでは茎に発病することが多い。
白色のかびが生じ、水浸状の病斑が上下に拡大し、割れ目を生じる。のちにこの部分に黒色のネズミ糞状の菌核を形成する。
病斑が拡大すると地上部全体がしおれる。

対策:
多湿にならないように換気を良くする。
ハウス内をマルチにより全面被覆し、かん水をマルチ下で行うと、胞子飛散を妨げるとともにハウス内湿度を下げ、発病を抑える。
発生初期では、発病部位を削り取ることで、被害の拡大を軽減できる。

トマト1 写真1  撮影者:小林 佐代

その他特記事項:

 

 

3 ピーマン 

病原菌名:Sclerotinia sclerotiorum(Libert)de Bary

症状:
最初、葉の萎れが見られる。その後、茎の表面がコルク状になる。
コルク状の部分を縦に切断すると、内部に白いカビが見られ、黒色のネズミ糞状の菌核が見られることもある。

対策:
多湿にならないよう、換気を良くする。
曇天時には脇芽掻きなどの作業を極力避ける。

pimento_stem_rot_01s.jpg 写真1  撮影者:志和 一也

pimento_stem_rot_02s.jpg 写真2  撮影者:志和 一也

その他特記事項:

 

4 メロン

英名:Sclerotinia rot

病原菌名:Sclerotinia sclerotiorum

症状:主に茎、果実侵す。まれに葉を犯すこともある。
茎では被害部は水浸状となり軟化し、のち乾固する。果実は多く花落部から侵され軟腐し、茎、果実とものちに灰白色のカビがはえ黒色の菌核をつくる。

対策:整枝作業などの傷口から侵入することが多ので、作業は天候の良い日に実施する。曇天が続く場合は、作業後早急に予防防除を行う。

melon_sclerotinia_rot01s.jpg 写真1  撮影者:松澤 光弘

melon_sclerotinia_rot02s.jpg 写真2  撮影者:松澤 光弘

melon_sclerotinia_rot03s.jpg 写真3  撮影者:松澤 光弘

その他特記事項:
菌核は、低温に遭遇するときのこ状の子のう盤を発芽する。


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