トマトの若苗定植


トマトの若苗定植


トマトの若苗定植の活用

空知農業改良普及センター空知南西部支所

1.技術の特徴

■ 若苗定植の必要性

(1) 毎年、5月下旬~6月上旬定植の育苗管理と水稲の耕起、移植作業で労働競合が発生している。
(2) 若苗定植により、1:育苗日数の短縮、2:労働競合の抑制、3:労働負荷の軽減、育苗コストの低減に向けて取り組んだ。

teisyoku.jpg
<定植作業>

2.資材コスト削減効果

■ 育苗コストと定植時間の短縮について

(1) 1株当たり育苗コストの比較(円/株)
 
肥料費
諸材料費
合 計
100坪当たり
若 苗
22.1
89.1
111.2
77,840
慣行苗
31.0
92.5
123.5
86,450
※ 若苗は128穴トレイ、慣行苗は12cmポット

wakanae.jpg
<定植後の若苗>
(2) 1人当たりの定植時間(株/秒)
 
穴あけ
定植
100坪当たり
若 苗
2秒(マルチカッター) 10秒 12秒 2時間20分
慣行苗
10秒(ホーラー) 38秒 48秒 9時間20分
※ (1)、(2):平成19年度試験結果より

3.本技術使用上の注意点

■ 慣行栽培と同じ管理をすると樹勢が強くなり、逆に水
  分を極端に控えると奇形果や尻腐れ果の発生が多くな
  るので、水分を控え気味に管理をする。

(参考)定植時の水分:200ml/株
    定植から1ヶ月間は天候状態に合わせて
    1週間おきに100~200ml/株を目安に潅水
    を行う。第1花房着果時期以降は慣行栽培と
    同様の水分管理を行う。
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<生育後半の若苗トマト>

4.本技術を使用した生産者の声

■ 導入した生産者は、徐々に作付面積を増やしている。
 (1) 定植時の穴掘り作業の負担が少ない
 (2) 田植え時期に育苗管理から解放される
 (3) 土量が少ないので軽くて持ち運びやすい(約1/10)
 (4) 定植作業の時間が短縮できる(約1/4)
 (5) 定植後、1ヶ月間位の水分管理が省力できる

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