園芸土壌の診断結果
空知管内における園芸土壌の診断結果
空知農業改良普及センター(園芸担当)
1.取り組みの背景
土壌診断は、「収量と品質の維持、向上」「蓄積している養分減肥による肥料費削減」 などを目的に、空知管内でも多くの農協が実施している。
昨年(H21年)、肥料高騰対策技術として活用されたのを機に、空知の園芸土壌がど のような状態になっているか整理して傾向を探った。
2.ハウス土壌
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傾向1 高EC土壌が多く、EC値で1.0を超える土壌では生育障害が心配される。
傾向2 養分蓄積が進み、りん酸9割、苦土8割、カリ7割が基準を超えている。
3.露地土壌
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傾向1 低pHほ場が多い。
傾向2 露地にもかかわらず高EC土壌が多く、多肥傾向が伺える。
傾向3 りん酸の蓄積ほ場が多いが、たまねぎ栽培ほ場の割合が多いためである。
傾向4 苦土、カリともに8割のほ場が基準を超えている。