令和3年12月10日に出席者13名のもと、第6回北育ち元気塾が開催されました。
今回は、「雇用契約書から考える労務管理」に関する内容で、旭川市中央総合会計に勤務されています社会保険労務士の本田陽美子氏(普及OB)を講師にお招きして講義と演習を行いました。
講義では、①労働者の権利、②労働保険・社会保険への加入、③農業における労働時間の考え方について学習しました。
次に、グループワークによる演習を行いました。3~4人でグループをつくり、水稲中心の複合経営である法人を設立して、労働者を雇用する経営体を仮想して、雇用契約書を作成しました。
各グループで①雇用形態、②雇用期間、③年次有給休暇の設定、④賃金、⑤定年・退職・解雇の条件を話し合いながら設定して、雇用契約書を作成し内容について発表を行いました。
若者らしい発想の発表内容もあり、講師の方も参考になったと感心していました。
経営面積が拡大する中、家族経営では労働力が補えなくり、雇用の確保が必要になると思います。受講生は、今後の経営を見据え演習に取り組んでいました。
本田氏による労務管理に関する講義
グループワークによる演習の様子