野生大麻
野生大麻・不正けしを撲滅しましょう |
「野生大麻」について
大麻を使用すると、一時的に気分が快活、陽気になったり、饒舌とな
りますが、触覚、聴覚、味覚、視覚等が過敏となり、時間、空間に関す
る感覚の異常が現れ、判断力、思考力の障害が生じます。さらに、中
毒になると、幻覚、妄想等に襲われ狂乱状態から、暴力行為や殺人を
行うこともあります。
後遺症として、「大麻精神病」の報告例もあります。
特徴は?
一年生の草本植物であり、全草に独特の臭気(くさみ)があります。茎は四角形、緑色で浅い縦溝が通っていて、真直ぐに立ち、太さは親指ほどになり、高さは1~2.5メートルぐらいになります。
葉は、3~9枚の小葉が集まって掌状となり、その小葉の辺縁は鋸の刃状に切れ込んでいて、その先端は尖っています。
「不正けし」について
「不正けし」と呼ばれる物には、「ソムニフェルム種」「セティゲルム種」及び「ハ カマオニゲシ」の3種類があります。
「不正けし」にはその成分中に麻薬の原料である「あへん」を含有しているため観賞 用として栽培していても厳しく罰せられます。
特徴は?
(1)「ソムニフェルム種」
花は、花びらが細裂しているものやボタン型、カーネーション型の八重咲き等があり、色は、白、桃色、淡紫色、赤色およびこれらの組合せがあります。
花が散ると長円形または球形のさく果(けし坊主)を付けます。
「セティゲルム種」
葉は狭心臓形をしており葉のふちがぎざぎざで、光沢の少ない緑色をしています。
花は、「ソムニフェルム種」に比べ、やや小さく、淡紫色または赤色の4弁花です。
さく果(けし坊主)は下側が細い球形をしています。
(3)「ハカマオニゲシ」
葉は、濃緑色で、葉身は羽状に深裂します。
初夏に深紅色の花を茎頂に1つ付け、花の下に4~8個の苞葉(はかま)があります。
花は大きく径10センチメートルで、花びらは4~6枚、深紅色で基部に黒紫色の斑点があります。
さく果(けし坊主)はカップ状をしています。
「オニゲシ」によく似ていますが、花の色と花のすぐ下の苞葉(はかま)とで区別できます。