北空知糖尿病療養連携システム
糖尿病と診断されたら「北空知糖尿病療養連携システム」をご活用ください
- 糖尿病ってどんな病気?
健康な人は食事をしても、血糖値は一定の水準に保たれます。
それは、血糖値が上がるとすい臓のβ細胞からインスリンが分泌され、ブドウ糖が細胞内に取り込まれるからです。
しかし、糖尿病は、すい臓から出るインスリンというホルモンが不足したり、作用が不十分なために、体内に取り入れられる栄養素がうまく利用されずに血液中のブドウ糖(血糖)が高い状態になってしまう病気です。
40歳以上の3人に1人が糖尿病もしくは、糖尿病予備群だと言われています。
- 糖尿病を予防するために
肥満を防ぐことが、最大の予防法で食事と運動のバランスが大切です。
日頃から、食事や運動など生活習慣に気をつけましょう。
地域の市町保健センターや教育委員会などでは、住民を対象にした各種運動教室や栄養教室を開催していますので、上手に活用してみましょう。
- 糖尿病と診断されたら
糖尿病と診断されたら、血糖をコントロールするために治療法が決められます。
血糖値があまり高くない場合は、薬などを使わずに食事と運動療法で様子を見たりします。また、服薬してもしばらく血糖値が落ち着いている場合などは、つい自己判断で治療を受けなくなってしまうことがあります。
しかし、受診の中断が糖尿病を最も悪化させる原因になると言われいます。血糖値は一度下がっても、生活習慣が乱れるとまた上がってしまい、放っておくと知らず知らずのうちに、合併症を発症してしまうことにつながりますので、継続した受診が大切です。
- 糖尿病を放っておくと…
自覚症状に乏しく、放っておくと心筋梗塞や脳卒中を発症する原因となるほか、重篤な合併症(網膜症、腎症など)を引き起こす危険性も高く、1年間に、視覚障害で約3千人、腎臓障害による人工透析が約1万5千人発症しており、増加傾向にあります。
- 糖尿病の治療法は?
早いうちなら、食事療法と運動療法ですが、進行したら、薬物療法も必要になります。重症化を防ぐためにも、早期に検査を受け、治療することが大切です。
食事療法…医師の指示による適正なエネルギー量の摂取
運動療法…有酸素運動を中心とした自分にあった運動の実践
薬物療法…血糖を下げるための降下薬、インスリン注射など
- 北空知糖尿病療養連携システムの活用について
糖尿病は、自己管理がとても大切な病気です。継続的な食事療法や運動療法、定期的な受診も、つい自己判断で滞りがちになることもあります。
あらかじめ、療養の継続や栄養・運動指導などについて、市町の保健スタッフの支援を受けることに同意しておきますと、受診が途切れたりした場合や栄養指導などを受けたいときに、市町の栄養士さんや保健師さんから様々な支援を受けることができます。糖尿病と診断された方は、かかりつけの医療機関の先生に「北空知糖尿病療養連携システム」への参加についてご相談してみてください。
なお、システムの資料は、市町の保健センターや保健所等にございますので、お気軽にお問い合わせください。