太郎吉蔵・五十嵐威暢(たろきちぐら・いがらしたけのぶ)
1915(大正4)年に営業を始めた五十嵐酒造店の貯蔵倉庫として1926(大正15)年に建設された、174平方メートルの建物で、1970(昭和45)年まで使用されていた。 外壁には北海道内で産出された軟石(凝灰岩)が使用され、内部の木骨は昇り梁の上に短束を載せ、そこに棟木から軒先に向けて垂木をかけるという珍しい小屋組構造を有している。施主である五十嵐太郎吉は、滝川商工会や北海道商工会の初代会頭に就任するなど滝川商業界の代表的人物であり、滝川の歴史を伝える貴重な建造物。2010(平成22)年12月1日に滝川市指定文化財に指定された。
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